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学習塾の必要性
日本では年々少子化傾向が高まり、かつて狭き門とされた学校への入学も多少楽になってきたといわれています。
今後は小中高大のすべてにおいて、希望校への全員合格時代がやってくるという専門家もいます。
しかし、それはあくまでも数字上の割合であって、進学塾に通う生徒は増え続けています。
その理由のひとつとして、切り替え前の学習指導要領でいわゆる「ゆとり教育」が実施されたことが挙げられます。
その一方で、学校の授業ペースや学習レベルに追いつけない生徒も増えているようです。
また、両親とも働いている家庭が多くなったことや兄弟のいない子どもが増えたことも、学習塾のニーズに結びついています。
予習復習といった家庭学習を補助することも、現在では学習塾の役割のひとつとなっているのです。
最近では、受験対策や学力アップではなく、宿題をきちんとこなすための学習塾もあります。
なお、以前は学習塾の存在にやや否定的なスタンスをとっていた文部科学省も、近年は学習塾の必要性を認めています。
世界の国々が参加する学力測定の統計では、日本の小学生や中学生の学力はどんどん低下しています。
また、公立学校と私立学校との学力格差の広がりについても危惧されています。
このような事情もあって、国としても学校教育だけではなく学習塾による学力補強を推奨する立場をとるようになりました。
新しい学習指導要領では、ゆとり教育から一転して教える内容が増加し、教科書もかなり分厚くなります。
限られた授業時間や教師の力量不足など多くの不安があり、学習塾の必要性は今後もいっそう高まると考えられます。
学習塾に行く理由
子どもを学習塾に行かせる理由は、子どもや家庭によってさまざまです。
主な理由のなかでいちばん多いのは、受験対策だと思う人が多いでしょう。
しかし、実際に学習塾に通う子どものいる家庭を対象にしたアンケートでは、受験対策は1位ではないのです。
最も多い理由は、意外にも「基礎学習のため」で、約50%を占めています。
そのほかの理由を多い順に並べてみると、受験対策(28%)、成績アップ(10%)、苦手教科対策(4%)となっています。
残りのその他の詳細回答を見てみると、周囲の家庭が行かせているから、家で勉強を見られないから、なんとなく安心だからといった内容になっています。
また、学童保育に入れなかったからという理由や、子どもが不登校になってしまったのでという理由も少数ですがあります。
学習塾に行くのは、親の意思か子どもの意思かを問う設問では、親の意思が63%で子どもが希望したからが33%となっています。
この設問でその他と回答した人のなかには、学校の先生から遠まわしに勧められたからというコメントもありました。
アンケートの結果からは、親の熱意や心配のほか、子どもが自分から行きたいと望むことも多いことがわかります。
そして、3年生や4年生の子どもは、仲の良い友だちが通い始めたのを知って自分も一緒に通いたくなることが多いようです。
5年生や6年生になると、子ども自らが学力や受験のことを考えて、学習塾へ通うことを希望することが多いようです。
なお、大手学習塾の退塾率は約20%で、1位が転塾、2位は家庭の経済的な理由となっています。
